2019年10月14日月曜日

台風で思うこれからの食のこと。


このたびの台風19号により被害に遭われたすべてのみなさまへ心よりお見舞い申し上げます。
どうか1日も早く、心休まる日常に戻れますようお祈りしております。

今回の台風では、備えの大切さを心から実感しました。
我が家も新たに購入したものが多々あり、
買い出しに行ったり揃えたりする手間は想像以上…。
それなら、普段から使っているものや食べ物を、
災害時もそのまま使えるようにしていけたら良いんだ、
という気づきもありました。

大規模な震災を想定した場合、ライフラインが止まっても、1週間ぐらいは自宅で生活ができる備えが必要だと専門家は指摘しているそうです。
全てを非常食でまかなうのではなくて、最初の数日間の食事は、冷蔵庫の中身をうまく使って簡単な調理で済ますことができたらいいですよね。

被災のストレスは相当なもの。
そんな時こそいつもの家庭の味が、乗り切る力になるのでしょう。

さて、じゃあ家で普段から何を作っておく?と考えると、やはり昔からの「保存食」が便利だなと思うのです。
先人の知恵として、ある程度の期間、食べものを保たせるために、
砂糖・塩・味噌・酢・油・麹や酒粕などで仕込み、ねかせておくということが、日本では当たり前に行われていました。

高温多湿な日本は発酵食品に最適で、旨味も増し、熟成されて美味しくなっていきます。
今回の料理教室の仕込むもののひとつ「発酵しょうが麹」は、酵素たっぷりの発酵食品。麹調味料です。

旨味の素として炒めものに加えたり、野菜や肉・魚の漬け床としても活躍します。
麹は、日本で昔から行われてきた、美味しく食べつなぐための知恵なのです。

人間と自然は切り離せません。
強い関わりを持ちながら共に生きています。

少しずつ、日々の食卓を保存食を活用する方向に変えていくと、備えにもなり、自然に近い食や農業・環境を守ることにも繋がっていくのかもしれません。

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【10月の営業日】
2日(水)10:00〜14:30
9日(水)10:00〜14:30
16日(水)10:00〜14:30
23日(水)10:00〜14:30
26日(土)10:00〜14:30
30日(水)10:00〜14:30

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